こんにちは、めぐる(@fpmeguru)です。
今回は、お金で人間関係がダメになったお話第7弾!
このお話は、私や私の周りの人たちの実体験であり、特別なお金持ちでもなく、誰にでも起こり得ることです。
そしてこのような事は、自分で働いてお金を稼げるようになってから
20代の頃に起きた事がほとんどです。
お金のこと、人間関係のこと、
一度失ったものを取り戻すのは、困難です。
人間関係をダメにした、お金に関する事件簿⑦
「たかり女子」の末路
Contents
「たかり女子」とは
今回は、私のよく行っていたバーでの出来事です。
数年前のお話ですが、そのバーには常連のE子さんがいました。
E子さんは「お金ない〜」「奢って〜♪」が口癖の、ちょっと困ったお客様でした。
まずはE子さんの簡単なプロフィールをご紹介します。
・30歳独身
・仕事はアルバイトで転々としている
・化粧濃いめ。なのにたま〜にスッピンで来る。笑
・露出多め。花柄やフリフリしたお洋服を着ている(LIS LISA系?)
顔は、平均よりも可愛いと思います。たぶん。
バーに一人で来る女性は少ないです。
E子さんは明るく愛嬌もある人なので、お店に来るとみんなが歓迎してもてはやしていました。
それが後々、大きな事件を起こしてしまいます…。
E子さんとの出会い
私がそのバーに行ったのは、E子さんを見かけたのがきっかけでした。
家の近くに、雰囲気の良さそうなバーがあるなぁとは思っていたのですが、なかなか一人で入る勇気はありませんでした。
そんな時、お店からE子さんが出てきたのを見て
(同い年くらいかな?女性一人でもこういう所行くんだなぁー。よし、今度勇気出して入ってみるか!)
これが私のバーデビューのきっかけでした。
E子さんは私がそのバーに行く前からの常連さんでした。
同年代の女性のお客さんが少ないということもあり、お店で会うとよく喋りかけに来てくれて、面白くてチャーミングな人だなぁというのが第一印象でした。
E子さんが仕事を辞めた!
「ねー聞いてよ〜、この前職場で店長とトラブっちゃって〜、あーでこーで…(中略)…
仕事辞めてきた!!」
この時E子さんは、パチスロ店でアルバイトをしていたそうです。
常連さん「まじかよー。相変わらず続かないねぇ笑」
「だって〜、仕方なくない?E子悪くないよね?」
↑E子さんは、一人称が自分の名前系女子。笑
仕事を辞めて収入がなくなってから、E子さんの「たかり」が始まります。
お金がないのにバーに来る
「いらっしゃ〜……」
「こんばんみ〜♪」
E子さんは、アルバイトを辞めて収入がないにも関わらず、ほぼ毎日のようにバーに遊びに来ていたそうです。
最初はみんな「バイト辞めてお金ないんでしょ〜。1杯だけ奢ってやるよ!笑」なんて言っていたものの、かれこれ1ヶ月。
「あっ○○〜!(仲良い常連さん)何飲んでるの?私にもちょーだい♪」
常連さん「はっ!?いや、この前も同じこと言ってなかった!?」
「えぇーいいじゃん!奢ってよ〜奢って奢って!!E子今お金ないんだもん〜」
マスター「ちょ…ちょっと!E子さん!!お金ないのにお店に来たらダメだよ!」
「だって、E子みんなに会いたかったんだもん!今日も面接うまくいかなくて…誰かに話聞いてほしくて…」
常連さん「…あぁ〜わかった、わかった!1杯だけだからな!!それ飲んだら帰れよ!!」
「やった〜☆」
…こうして、結局3.4杯は飲んで帰る。笑
奢るけど付き合うのは無理、という男性の心理
E子さんの奢って攻撃は、おそらく人を見てやっていたと思います。
その中でも標的(?)にされていた常連Aさんがいました。
ガタイが良くて、建築系の職人さんだった気がします。
私がバーに行った時にその人がいて、E子さんの話になりました。(E子さんはその場にはいません)
常連Aさん「しかし、E子には困ったもんだよなー。まだニートなのかね」
マスター「Aさん甘やかし過ぎっすよ!無理して奢らなくて良いですから。何度か追い返したことありますし、Aさんなら言えば奢ってもらえるって調子乗ってるんですよ」
常連Aさん「いやーだって、さすがに可哀想じゃん?」
「Aさん優しいですもんねー。あ、もしかして、E子さんのこと結構気に入ってるとか?笑」
常連Aさん「はっ!?無理無理!!あれが彼女とか絶対嫌!!」
(そ、そういうものなのか…)
Aさんは、毎回E子さんに奢って(奢らされて?)いて、
私はてっきり、AさんはE子さんのことが気に入ってるんだとばかり思っていました。笑
断れない性格なのか、情に厚いのか、プライドなのかは分かりませんが。
(男性の心理って難しいな〜)
E子さんが常連Bさんと付き合うことに
しばらくすると、E子さんがそのバーの常連Bさんと付き合っているとの報告を受けました。
不動産系の、結構良い会社に勤めている人でした。
E子さんもその人と付き合い始めてから、真面目に仕事を探し、地元の会社の事務のアルバイトを始めました。
マスター「いや〜…ここだけの話、E子さんは、一時期ほんとに出禁(出入り禁止の略)にしようかと思ったんだよ。
さすがにあんだけたかってたら、他のお客さんに迷惑だしね。
でもまぁ、今はB君と付き合って仕事も始めたみたいだし、よく二人で店に来てくれるから良かったけどね」
めでたし、めでたし☆
…とはいかないのである。
E子さん、ストーカー化する
E子さんが常連Bさんと付き合い始めて数ヶ月。
よく二人でバーにも来ており、うまくいってるのかな、と思ったのですが…
E子さんがまた仕事を辞めました。
そしてE子さんは(暇だから)、毎日バーに来るようになります。
以前のように「奢って攻撃」はありませんが、A子さんのお会計はBさんのお金というのをみんな知っています。
それまで「仕方ねぇなぁ」と奢っていた人たちも、「ちゃんと仕事探しなよ」「Bがいない時にあんまり来ない方が良いよ。それBのお金でしょ?」と、説教モードに。
お店で二人が喧嘩することも増えました。
あまりにヒートアップして、マスターが「外でやってください!」と二人を追い出したことも。
程なくして、2人はお別れしました。
バーには別々に来るようになり、Bさんは毎回、E子さんがいないかをお店に電話で確認してから来ていたようです。
ある日私がバーで飲んでいる時に、明らかにやつれた顔のBさんが…。
常連Bさん「やばい…マジで、やばい」
マスター「どうしたんですか?」
常連Bさん「E子が昨日の夜中うちに来てさ…ずっと居座るんだよ。最初ドアあけなかったんだけど、夜中なのにドア叩きまくるし、迷惑だから部屋入れたら、そっから帰らないんだよ…!!」
「え…それはやばいですね」
マスター「うーん、もうそれ、警察案件じゃない?」
常連Bさん「…だよね。さすがに今日帰らなかったら警察に相談するわ…」
後から聞いた話ですが、E子さんは全く話を聞かず、本当に警察に連絡する事態にまで発展したそうです。
バーで待ち伏せ、そして出禁
E子さんはその後、ほぼ毎日、開店〜閉店までバーに居るようになったそうです。
Bさんは一旦実家に避難したらしく、E子さんはBさんと会うために毎日バーに来て、待ち伏せに近いことをしていたんだと私は思います。
しかしE子さんは仕事をしていないため、また色んなお客さんに「奢って攻撃」…。
さすがに見兼ねたマスターが、E子さんの入店を今後一切お断りという形を取りました。
(Bさんは数ヶ月後、バーに戻ってきました)
半年後、まさかのE子さんと再会!
E子さんがバーを出禁になってから約半年後。
そのバーが定休日だったため、私は隣の駅にあるバーに初めて足を踏み入れました。
すると、どこかで聞き覚えのある声が…
「…あれっ?めぐるちゃんじゃない!?わぁ〜久しぶり〜〜♪♪」
(ひえぇぇぇぇ〜〜〜!!!)
E子さんとは離れた席に座ったので、それ以上会話することはありませんでしたが
「今E子お金ないんだもん〜!奢って〜!!」
半年前と変わらないあの甲高い声が、そのバーには響き渡っていましたとさ…。
何故人間関係が壊れてしまったのか。その理由を考える
E子さんは、お店や他のお客さんにとって迷惑な行動をしてしまいました。
出禁になったのも自業自得ではありますが…。
問題は、結局同じことを繰り返しているという点だと思うのです。
どちらを残した方ががプラスになるか
今回は、ある種のグループにおいて、排除される側というのを考えてみます。
「どちらかを選ばなければいけない」という状況になった時に、たいていは皆よりプラスになる方を残すでしょう。
E子さんとBさんの場合は、バーに来ている頻度はE子さんの方が圧倒的に多かったです。
また「若い(?)女性」という点で、お店にとってもその場が華やかになる、貴重な存在だったと思います。
しかし、他のお客様に迷惑になるようなことをしてしまっては、どちらが選ばれるかは歴然ですね。
ちなみに私も、もうこのバーには行っていません。
理由は、そこで出会った人とお付き合いをしたものの別れてしまい、その方に「二度と来ないでくれ」と言われたので。
私より長く頻繁にお店に通ってた方なので、さすがに「あなたが来ないでくれ」とは言えませんでしたね。笑
もしそう言ったところで、お店側がどちらかを入店拒否するのなら、私が拒否される側だったでしょう。
一回奢ると調子に乗る、「たかり女子」にはご用心!
マスターが、E子さんに入店拒否の旨を伝えた時、E子さんは涙ながらに「もう他のお客さんに奢ってもらわない」「絶対にBさんに迷惑はかけない。Bさんが店に来たら自分は帰るようにする」と嘆願していたそうです。
E子さんはそのお店を出禁になり、反省しているかと思いきや、結局別のお店で同じようなことをしていました。

こういう人って、相手を見てやっています。バーの中でも、E子さんと仲は良いのに「奢って」と一度も言われたことのない常連さんもいました。
(そして同性には言ってこない)
可愛い子に「奢って〜♪」って言われるのが嬉しい人もいるだろうし、そのお金の使い方やお酒をせびることに関しては、お互いが良いなら問題はないと思います。
ただ「奢って〜」と自分から言うタイプの人は、一度奢るとまた奢ってもらえると思って寄ってくるんじゃないかな…。
嫌なら早めにキッパリと断るのが良さそうですね。
⭐️お金の事件簿シリーズ⭐️