こんにちは、めぐる(@fpmeguru)です。
今回は
コロナウイルスによる私自身の生活の変化から感じた、不安な保有銘柄
を書きます。
Contents
「戻りが遅い」じゃなくて、「戻らないかもしれない」
2月末〜3月、新型コロナウイルスの影響により株価が暴落しました。
その頃の私は、先を見据えた時に「アフターコロナ」の考え方でした。
「コロナが落ち着いたら」
と、全てのことを考えていたように思います。
そして7月現在。
新型コロナウイルスはまだ世界中で猛威を振るっており、東京でも新規感染者数は再び増えています。(第二波?)
このような中で私自身も「感染しないようにとにかく自粛して身を守る」という考えから「十分な対策をして生活する」という考え方にシフトしてきています。
そして私の保有銘柄は現在、以下の3つに分けられます
・コロナ前の株価より上がっている
・コロナ前の株価までは戻していないが、3月頃よりはだいぶ上がった
・3月の株価よりも下がっている
大きく、明暗が分かれています。
不安なのは
外食産業の銘柄
です。
私はこれらの銘柄を、戻りが遅いかもしれない、と思っていました。
(コロナの影響が大きいというイメージで株価下落、決算も悪くて下落…という感じ?)
でも今は、コロナウイルスによる生活の変化で、もしかしたら戻らないかもしれない、とも思っています。
※株価変動の要因は業績だけではありませんが、今後長く保有することを考えた時に、不安を感じる点ではあります。
外食産業と、それ以外の日本株の比較
私の保有銘柄の中で、特に株価の戻りが遅い外食産業系と、それ以外の日本株(REIT含む。ETFは除く)の比較をしてみました。
ちなみに外食産業系に分類した銘柄は
吉野家HD、エー・ピーカンパニー、クリレス、ワイズテーブル、ヴィア・ホールディングス、ひらまつ、ツカダ・グローバルホールディング
です。
それ以外は
ラサールロジポート投資法人、GLP投資法人、日本プロロジスリート投資法人、日本モーゲージサービス、オリックス、KDDI(49株)、上新電機(1株)
です。
現在の含み損益
これは私の購入したタイミングによるので、気持ち的な部分ということでご覧ください。笑
外食産業系(合計)→-23.4%
それ以外(合計)→+5.1%
※7/10終値

ちなみに日本株(REIT、ETF含む)全体としては-3.6%となっております。
保有銘柄の株価の戻り
比較として、各銘柄の年初来高値と現在の株価(7/10終値)の差を出してみました。
※1株しか持っていない上新電機は外しました
※戻り率小数点以下は四捨五入
青文字の銘柄→外食産業
黒文字の銘柄→その他
★→7月に入って年初来安値を更新した銘柄(=3月下落時より下がっている)
◎→7月に入って年初来高値を更新した銘柄(=コロナ前の株価より上がっているので、戻り率は100%以上としました)
これを見ると、全体として外食産業の戻りが鈍いことがわかります。
そしてこの外食産業の中でも、私自身の生活の変化によって、今後も持ち続けたい銘柄と、今後が不安な銘柄があります。
"withコロナ"による生活の変化
ここからは、コロナウイルスによる私自身の生活の変化について書いていきます。
なお、まだ「控えている」「我慢している」という部分は記載していません。(旅行とか、スポーツ観戦とか)
新型コロナウイルスが蔓延して半年弱。
気づけばこの生活が当たり前になってしまった
と感じたことを書きます。
食生活の変化
これが、私の保有銘柄に関する一番大きな不安です。
お出かけして美味しいものを食べる、ということの価値が、自分の中で変わってしまった。
煌びやかな店内、美味しいお料理とお酒、優雅な時間…
贅沢ばかりはしていられませんが、誰かのお祝いや親孝行にも、こういう機会って大事だと思っていました。
以前ツカダGHDの優待で、母親をホテルのランチに連れて行ったのですが、とても喜んでくれました!
こういうのは、これからもやっていきたいと思うのですが、両親もまだ以前のように外食を楽しめる気持ちにはなっていないみたいです。

また、自粛期間中に自炊を楽しく出来たのもあり、食生活は私の中で大きく価値観が変わりました。
プロの作ったお料理にはかないませんが、「私の作る料理もまぁまぁ美味しーじゃん?(ドヤ)」という発見。笑
今は簡単レシピがたくさんあるので、そこまで手間をかけずに美味しい料理もできますね。
昔は週2〜3回は外食していましたが、これは今後確実に少なくなると思います。
自分で作った方がレストランや居酒屋に行くより安あがりだし、好きなものを作れるし、お酒を飲むのも安あがり。
コロナウイルスの影響でやむをえず始めたことが、今は楽しく当たり前にできています。
この変化は、株主優待目当てで保有している外食産業には、かなり大きな不安要素です。
人付き合いの仕方
これはリモートの利点に気づいた!!ってやつですね。
以前からskypeやzoomやテレビ電話のようなものはあったのですが、なんとなくそれって遠距離の人が使うもの?って感じで、会える範囲の人は会ってお話しする!という感覚でした。
しかしそれもコロナウイルスの影響でできなくなり、オンラインでの交流が始まりました。
オンライン飲み会も流行りました。
子供がいるお友達は、夜に外出できないのでオンラインなら大丈夫!という人もいました。(子供が泣いたらしばらく離席してた。笑)
リモートにはそういう自由さもありますね。
それでも私は実際に会って話したいと思う派ですが、今まで選択肢になかった「オンライン」という選択肢が出来たのは大きいと思います。
これもコロナでやむをえず始めたのですが、今は割と「じゃあオンラインでやろう〜」という流れになることもあります。

マスク着用とお化粧
今やもう、マスクをするのが当たり前!くらいの風習になっている気がします。

そして私の周りには、繰り返し使えるマスクをしている人が増えてきました。
そろそろマスクも品薄が解消されたとはいえ、こうもマスク必須!!みたいになると、使い捨ては勿体ない気がしてしまうのかな。
そしてデザインもオシャレなものがたくさん出てきています♪
もはやマスクはファッションの一部なのでは…!!
ちなみに私は、お出かけの時は使い捨てのマスク(お化粧をするため)、仕事の時は繰り返し使えるマスクを使っています。
洗って繰り返し使うマスクの時は、お化粧は眉毛を書くだけです。
ファンデーション・リップ・チークなんかは、マスクについてしまうので、使いません。
職場の女性の方も洗えるマスクをしており、聞いてみると、同じように眉毛だけ。
お化粧品が全然減らない!!!
私はお化粧品等美容に関する企業の株は持っていないのですが、もし持っていたら、きっと外食産業株のような気持ちになっていたんじゃないかな。
今まで当たり前だと思っていたものが、急に変わって「当たり前」じゃなくなってきたような感覚。
含み損はあの時の5分の1程度だけど…
3月の株価下落時に比べて、今は含み損も5分の1程度に減ってきました。
しかし私の気持ちの部分では、その時よりも迷いが大きくなっています。
3月の時点では、ほぼ全ての銘柄が下落したんですよね。多少の差はあれど、企業の財務や経営状態とか業界の動向とか扱っている商品とかほとんど関係なく、とにかく下落!!っていう。
だからその時は、「大丈夫。いつか戻るはず♪」と買いに向かえたのですが…
それが今、戻った銘柄・戻りが悪い銘柄・むしろ今のが下落している銘柄と分かれてしまって、特に今のが下落している銘柄については、生活様式の変化により今後が不安に感じています。
(企業が悪い!というよりも、世の中の変化という視点で)
「生活必需品」より「贅沢品」の外食産業が不安
例えば外食産業でも、吉野家HDはあまり不安には思っていないです。
「食」は生活必需品ですし、自分で料理をしない人もたくさんいます。
吉野家HDの店舗の商品は安価なものも多く、「贅沢品」というより「生活必需品」というイメージです。
また、代表的な「吉野家」では、新型コロナウイルスが流行する前からテイクアウトのシステムもできています。
コロナウイルスの影響はあるとは思いますが、なんとなく大丈夫かな、という安心感があります。
(保有していませんが、マクドナルドも同じような理由で大丈夫じゃないかな〜♪なんて思っている)
一方、「贅沢品」とされるような、高級レストラン・お酒を提供するお店は、遠のいた客足をどう戻すのだろうか…
新型コロナウイルスはまだ収まる気配もありません。
私自身が「遠のいた客」だからこそ、今後が不安に感じるんですよね。
1つの銘柄を長く持つのに、気持ちの部分って結構大事な気がします。
今後が不安な銘柄も、今のところは売却は考えていませんが、買い増すのも気が乗りません。
ひとつ、今回学んだことは
銘柄を分散しても、業種(セクター)が同じだと、分散効果は薄い
ということ。
私は米国株や投資信託も持っているので、総合すると株価は結構戻ってきていますが、今回の外食産業系の銘柄だけでなく、今後どうするか考えるべき銘柄が見えてきた時期かな、とも思います。
※今回は私の実際の生活の変化から感じた私見であり、企業の財務や経営状態や今後の経済動向などは別物として考えています。
※こちらの記事は特定の銘柄を推奨するものではありません。投資はご自身の判断でお願いいたします。