こんにちは、めぐる(@fpmeguru)です。
今回は、私が昔ハマったオンラインゲームから学んだことを書きます。
投資にも同じことが言えるのではないかと思います。
流行りだけが正解と思うなかれ!
流行りは変わっていく
私は昔、とあるオンラインゲームにハマりました。
基本的には複数人でプレイするゲームで、時には徹夜をしてそのゲームに明け暮れていました。笑
社会人になっても続けていて、最新作が発売になると、3日間休みをとったこともあります…。

そんなこんなで、10年くらいはやっていたかなぁ。最近は全くやっていないのですが。
そのゲームは「アクションゲーム」といわれるもので、敵を倒していくのですが、それには戦略があります。
しかしその戦略は、何故か数年おきに流行りが変わるのですよ。
同じゲームなのに、「これが良い!」といわれるものが、その時々によって違うのです。
せっかく慣れたと思ったら…
私がこのゲームを初めてやったのは、大学生の頃。
最初は仲間内だけで楽しんでいましたが、その後知らない人とも一緒にプレイしたり、イベントやオフ会などにも参加するようになりました。
凄く上手い人達とも知り合うきっかけがあり、どうやったらそのゲームが上手くなるのか、どんなことを考えてプレイしているのかを、たくさん教わりました。
ゲーム内の戦略を言ってもわかりづらいので、ここでは簡略化した例えでお話します。
私がそのゲームを始めた頃は
「とにかく攻撃力が大事!相手に与えるダメージを大きくして、やられる前にやる!!」
というのが王道の戦略でした。
なので、優先的に攻撃力を上げます。
時間をかけて、その時の「これが正解!」と言われていた戦略を学び、練習を重ね、ようやく慣れてきたぞ♪と思いきや…
「まずは生き残ることが大事。防御力を上げて受けるダメージを少なくしよう!」
……えええぇぇ〜〜〜!!笑
私が今までやってきたことは何だったの!?せっかく慣れてきたところだったのに!!
そしてせっせと防御力を上げ、また慣れてきたところで…
「攻撃力大事」
………。
私は気づきました。
それ、たぶんどっちも正解です。笑
計算問題のような、答えがバチっと1つに決まるものではない限り、正解って色んな形があるんだろうな〜。その中で自分に合うものを選べたら良いんじゃないかな〜。と思いました。
投資に感じた「デジャブ」
私は投資を始めてまだ2年くらいですが、同じような「流行りの移り変わり」を感じています。
私が投資を学び始めた頃って、「高配当投資」が流行っていたんですよね。たぶん。

対して今は、ハイテク系を中心とした、株価の上昇がメインの戦略が人気…?

今年の3月にコロナショックで暴落があったからというのもあるとは思いますが、移り変わりが早い!!
多数派が正解、と思い込んでしまう
流行りが変わっていく、というだけなら特に問題はないのですが
私がそのゲームを通して「あまり良くないな」と思ったのは
・正解を一つに決めたがる
・多数派が少数派を徹底的に叩く
ということなのです。
私はそのゲームを10年近くやって、流行りの戦略の移り変わりも見てきました。
その時の模範になるくらいの戦略は、間違っていることはほとんどありません。
最初に攻撃力を上げるのも、防御力を上げるのも、正解なんだと思う。
でもみんな、正解を一つに決めたがるんですよね。
正確に言うと、「より良い正解」はあると思います。点数で表したら95点と98点の差みたいなね。
そしてその細かな違いを見つけようと、一生懸命努力したりたくさん議論できる熱量がある人は、本当に凄いし尊敬します。
しかし「正解を一つに決めたがる」のが行きすぎると、多数派が少数派を叩くことが始まります。
攻撃力重視!がトレンドの時に、防御力を上げている人は
「何も知らないただのヘタクソ」って言われていたし
防御力重視!がトレンドの時に、攻撃力を上げている人は
「無謀なバカ」と言われていました。
既に長くやっていて自分のスタイルを確立している人は、お互いを認めた上で、95点と98点の差を議論しているのです。
自分と違うスタイルを叩くのは、むしろまだ始めたばかりで、正解を一つしか知らない人なのかもしれないと思いました。
そういう人こそ、その時の流行りだけが「正解」だと思い込んでしまうのではないでしょうか。(その時は多数派なので、肯定してくれる味方がたくさんいるからね)

流行りが変わった時に、どうするか
流行りが変わった時にどう対応するのかも、人それぞれです。
今までのスタイルを捨てて、新しい戦略に変えた人もいるし
そのままのスタイルを貫き通した人もいます。
コロナショックからなかなか株価が戻らない高配当株を損切りして、流行りに乗って株価上昇の恩恵を受けた人もいるでしょう。
そのまま高配当株を持ち続けている人もいるでしょう。(←私。笑)
投資の場合は目的や目標額、生活環境などがそれぞれ違うので、より正解がわかりづらくなる部分もあると思います。(ゲームの場合は「敵を倒す」という目的1つだった)
「流行り」もあるとは思いますが、それだけが正解だと思うなかれ!
色んなことを調べて、自分の頭で考え、経験して、また調べて考えて…の繰り返しなんだろうな。
