こんにちは、めぐる(@fpmeguru)です。
今回は、先日アップした「人間関係をダメにした、お金に関する事件簿⑤〜お金を盗んだ犯人は、女性です〜」の後日談です。
お金の事件簿⑤後日談〜否定の一言、壊れた友情〜
前回のあらすじ&登場人物
サークルのアイドル的存在、B子ちゃんの財布がサークル旅行中に紛失!
財布は見つかったものの、お札が抜き取られていました。
その事件からB子ちゃんはサークルに来なくなってしまい、サークル内は「お金を盗んだ人がこの中にいるのでは」とみんなが疑心暗鬼になり、微妙な空気に。
詳しくはこちらの記事をご覧ください↓
B子ちゃんとは
・黒髪ロングの武井咲似の美人さん
・モデル体型スタイル抜群
・サークルを掛け持ちしており、こっちのサークルには2週間に1回程度顔を出す
・いつも一緒にいる同じ高校のギャル系の友達(学部もサークルも一緒)がいる
・彼氏はいない
今回は、B子ちゃんと、いつも一緒にいたギャル系のお友達のお話です。
事件から約1年後、B子ちゃんと再会!
私が何かの用事で遅くなってしまって、夕食も学食で済ませてしまおうと、空いていた食堂で一人ご飯を食べていた時
「…あれ、めぐるちゃん?」
「あ!B子ちゃん!久しぶりだねー♪♪」
あの事件からB子ちゃんはサークルに来なくなってしまい、それから1年くらい経っていました。
「久しぶり〜!!めぐるちゃん1人?よかったら一緒にご飯食べない?」
「うん!食べよう〜♪」
お互いの近況や他愛もない話をしていたところで、私はふと、違和感に気づきました。
B子ちゃんといつも一緒にいたギャル系のお友達がいなかったのです。
B子ちゃんとその子は高校の時からのお友達。
大学では学部も一緒、サークルも一緒で、とにかくずっと一緒にいた印象でした。
お友達は物事をハッキリと言う性格で、美人で少し遠慮がちなB子ちゃんを守るような面もあり、良い関係だなぁと思っていました。
あの事件があったサークル旅行でも、2人はずっと一緒にいました。
「そういえば、今日○○ちゃん(お友達)は?」
「…あ、実は…サークルで、私のお財布盗まれたことあったじゃん?あれからちょっと、喧嘩しちゃって」
「えっ!?そうなんだ。B子ちゃん、あんまり喧嘩とかするような感じに見えないけど…」
否定の一言
「あの時ね、お金がなくなってる!って気づいた時、真っ先に○○に相談したの。
そしたら○○は「そんなに現金持ち歩いてるからだよ!!」「なんでカバン開けっ放しにしてたの!?」って言ったの。
なんか、それがすっごいショックでさ。お金なくなってショックな上に、更にダメージ受けたっていうか…」
「そっかぁ…。え、お金っていくら盗まれたの?」
「5万円くらいかな。あの日の前日、バイトのお給料取りに行って、そのまま財布に入れて行っちゃったんだよね…」
「えー!!!じゃあ1ヶ月分のお給料がパァになったってこと!?それはひどい。ムカつくね!!1ヶ月一生懸命働いたのにさ!!」
この時私は怒りに任せて喋っていたけれど、そういえば私も疑われているうちの1人のはずだった…笑
B子ちゃんはニコニコしながら聞いてくれていたけど。
「ずっと、そういうところあるなぁとは思ってたんだ。でも○○の言ってることは正しいし、私のために言ってくれてるんだって思ってた。
高校の時に、1個上のチャラいって噂の先輩と付き合って結局すぐに浮気されて…その時も、○○は「だからやめろって言ったじゃん!」って。
あ、勿論その後は話聞いてくれたり慰めてくれたり、優しいんだけどね!
でもなんか、どうしても最初の一言がさ…。また否定されるのかなって思ったら、色んなこと言いづらくなっちゃって」
「そうなんだー。難しいねぇ」
私はそのお友達とも話したことはありますが、明るくて自分の意見をハッキリ言う子だなぁとは思いましたが、そんなに否定的なイメージはありませんでした。
(そこまで深い話をする仲ではないけれど)
「今までもちょっとした嫌がらせくらいはあったけど、私が悪い部分もあったかもしれないし…。
でも、あの時みたいなことは初めてでさ、
なんか、お金盗まれた私が悪いの!?って。だって絶対盗む方が悪いじゃない。なのになんで真っ先に私が責められなきゃいけないの?って思っちゃったんだよね」
「うんうん。B子ちゃんは悪くないよ。ほんと、盗んだ奴が悪いんだし」
「うん。でも、私も自己管理が甘かったなって思った!痛い経験だったけどねぇ笑」
キツイ言葉と守りたい気持ち
この時私は、「○○ちゃんってちょっとキツイ性格なのかな〜」くらいにしか思っていませんでした。
しかし、この前読んだ「夫のトリセツ」という本に、まさか○○ちゃんのあの時の言葉は、こういうことなのでは…?というものが載っていました。
その本には
男性は、愛する人を危険から守ろうとするあまり、いきなり相手の欠点を口にする
と書いてあります。
例えば、女性が(ただ愚痴を聞いて共感してほしいだけ)
「私があの人にこう言ったら、こんな風に言われて、嫌な感じだったの」
と言った時に
「君もさぁ、その口の利き方良くないよね」
というように返すこと。
この本は「男性の脳とは」という前提で書いてありますが、女性でもこういう人はいるでしょう。
○○ちゃんに悪意がないと仮定すれば
○○ちゃんは、B子ちゃんのことを凄く大事に思っていたのかもしれない。
伝え方で印象はだいぶ変わる
「言葉選びの難しさ」というのを実感したお話でした。
○○ちゃんが、B子ちゃんを大事に思うが故にあのような発言をして、二人の友情が壊れてしまったのなら、これはとても悲しい出来事だと思います。
でもよく考えたら、私の母親も、私や家族が何か危険な目にあうと必ず「あんたが悪い!」という否定から入っていました。
見通しの悪い交差点で自転車とぶつかりそうになれば
「ちゃんと確認しないから!スピード出してくる自転車だっているのよ!」
元彼がストーカー化した時には
「ほんっとに男を見る目がないわね!」
風邪を引けば
「だらしない生活してるからよ!手洗いうがいちゃんとしてるの!?」
正直なところ
(自分だって色々やらかしてんじゃん。全然完璧じゃないくせに、人のことにはうるさいなぁ)
って思ったこともありました。
今となっては、大事な家族を色んな危険から守るために、こうやって言ってるんだなぁと思えます。※無意識だろうけど
ただこれは、家族だから成り立ったというのもあると思います。
たいていの人は、嫌なことや大変なことを経験した時に、反省します。
今回のB子ちゃんだって、○○ちゃんに言われなくても、「現金はあまり持ち歩かないで、すぐ銀行口座に入れよう」とか「財布入ったカバンを置きっぱなしにしたのはマズかったな。次から貴重品は持ち歩こう」とか思ったはずです。
人は、図星を突かれた時に怒る、とも聞きます。
きっと自分で反省しているのにそんな風に言われて、「わかってるし!!」っていう気持ちもあったんじゃないかな。
私もB子ちゃんの立場だったら、そう思う気がする。
特に今回のように、犯罪レベルの出来事は、世間的には加害者が悪いことが明らかです。
人の価値観で「まぁどっちもどっちよね〜」という問題でもありません。
こういう事件に巻き込まれた時に、大切に思ってくれている人ほど、責めるようなことを言ってくる場合もあると思います。
100か0かの事って私はあまりないと思っていますが、明らかに相手に非がある場合は、真面目に色んな人の話を聞いて自分を責めすぎるのも良くないと思います。
相手が悪人と認識した上で、そういう人もいるから、これからどう気をつけるかを考えられれば良いんじゃないかな。

また、自分の周りの大切な人が何かあって話してくれた時には、まずはその人の気持ちを聞こうと思いました。
今後どうするとか、何かに気をつけるとかは、その人がわからないならアドバイスするくらいでも良いのかも。
⭐️お金の事件簿シリーズ⭐️