こんにちは、めぐる(@fpmeguru)です。
私は月1回くらいのペースで色んなセミナー・講習会に参加しています。
しかし「セミナー」って、なんか怪しい、って思いませんか?
騙されるんじゃないか?しつこく勧誘されるのでは??
中にはそういうセミナーが存在するのも事実です。
今回は、私が今までたくさんのセミナーに参加した経験から、安全そうなもの、怪しそうなものを見分ける方法をご紹介致します。
なおこちらはセミナー(講習会)に限った話ではなく、情報商材等の見分け方にも当てはまると思います。
※あくまで参考程度で、絶対ではありません。これらを参考にして何かしらの損害を被った場合でも、責任を負いかねます。
Contents
前提:セミナーの目的は「広告宣伝」である
セミナーを主催する側の目的は、ほとんどがその企業・個人・商品等の広告宣伝です。
よく「セミナーに行ったら勧誘された!」というのを聞きますが、主催者側の目的は広告宣伝なので、当たり前といえばそれまでなのです…。
ただ「広告宣伝の程度」にも違いがあります。
資料の中にチラシが1枚入っているだけのこともありますが、しつこく商品や入会を勧められたり、何度も電話がかかってきたり…というのもあります。
今回はセミナーの目的はほぼ広告宣伝!というのを前提に話を進めていきます。
見分け方フローチャート
こちらの図を元に、詳しくご説明します。
セミナーの主催者は?
はじめに、セミナーの主催者を確認してください。
・国、地方公共団体、資格団体等→安全度高
これらのセミナーはほぼ安全です。セミナーの目的も広告宣伝ですらなく、人材の育成や有資格者の単位認定等を目的としたものが多いです。
例:地域の商工会主催のセミナー、FP協会(資格団体)主催のセミナー等
メリット:強引な勧誘等はない。情報の精度も高い。
デメリット:参加費が高めなものが多い。資格団体の場合は有資格者しか参加できないものが多い。
私が参加したもの
・個人、よくわからない団体→要検討
こちらは非常に見極めが難しいところです。
「良いもの」と「悪いもの」がハッキリ分かれてしまうのです。悪質なトラブルも、ここが一番多いと思います。
私は個人が発行している有料のメールマガジン等をいくつか登録していますが、満足度はとても高いです。
ただしそれは、1年以上その人たちが(無料で)発信し続けてきたものを見て、月々この金額なら良いかな、と判断して登録したものです。※もちろん応援したい気持ちもあります
個人やよくわからない団体に関しては、具体的な判別要素もなく、見極めに時間もかかります。
極論ですが、知らない人や団体のセミナー・商材等は、騙されると思って参加するくらいの警戒は必要かと思います。
あと、極端な内容(「すぐに何十万稼げる!」とか「これだけで痩せる!」とか)のものはかなり怪しいと思います…私は参加したことがないのでわかりませんが…。
また、情報の精度も様々です。
これは個人のブログやYouTube等にも言えること。「情報や人を見極める」というのは、とても難しいことなのです。
どの情報でもそうですが、一個人の意見として、盲信せずに自分の中に落とし込むことが大事ですね。
・企業
これは更に細かく見ていきたいと思います。
講師は誰?
セミナーを主催しているのが企業の場合、講師は誰なのかとセミナーの内容をチェックすると良いです。
セミナー講師が外部の人間(有資格者や大学の教授等)の場合は、比較的安全度が高いです。
これは、ガッツリと特定の商品やサービスを宣伝する!という目的ではなく、その分野に興味のある人を幅広く集めて、企業を知ってもらう目的の場合があります。
私はこのような形のセミナーも何度か参加したことがありますが、企業の宣伝のチラシがセミナー資料の中に入っていたり、セミナーの前後に企業の説明があるくらいのものが多いです。
ただし、講師が外部の人間なのにも関わらず、セミナーの内容が自社の商品やサービスに関するもののみの場合は、注意が必要ですね。
たくさんの企業が協賛するような大規模なイベントでは、企業ブースが設けられており、そこで企業や商品・サービスの宣伝広告&勧誘があったりします。
講師が内部の人間の場合。
セミナーの内容にもよりますが、ガッツリと自社の商品やサービスの説明の可能性があります。
(それが悪いわけではなく、情報が偏る可能性もあるので、精査することが必要!)
こちらはもう少し詳しく見ていきましょう。
会社の規模は?
最終的には、会社の規模や創業年数で判断するのも一つの手です。
現在は、資本金が1円でも株式会社を設立することができます。会社設立に関する書籍等もたくさん販売されており、起業のハードルは下がってきていると言えるでしょう。
会社だから大丈夫!と安直に考えるのは、少し危険かもしれません。
また現代は、SNS等で口コミが広がるのも早いです。
企業の広告宣伝としてセミナーを開催しているのに、あの会社怪しい!勧誘がしつこかった!!なんてSNSに書き込みされたら、もはや宣伝効果マイナスになってしまいますね。
ちなみに、あまりにしつこい勧誘や、断っているのに再度勧誘するのは、法に触れる恐れがあります。
ここはもう企業としての信頼の部分になりますが、規模の大きい会社、長くやっている会社、上場している会社などは、比較的信頼できるかな、というところです。
無料or有料
セミナーや商材、オンラインサロン等には、無料のものと有料のものがあります。
これは無料の方が広告宣伝の意味合いが強い(=勧誘等にあう可能性も高い)です。
有料のものは、それ自体が主催者の儲けになっていますね。
それでは、無料のものは何故、わざわざ主催者側が時間や労力やお金をかけてまで無料でやるのでしょう?
これはやはり何かの宣伝目的ということが多いです。
(ブログやYouTubeなどは、観覧自体が無料でも、CM等の広告収入があります。この場合は何かの宣伝というより、広告収益狙い)
有料のものは、払うお金が高額であるほど、失敗したときのショックは大きいですよね…。
その情報を得るのに、いくら払うのが妥当かと考えることが大事ですね。
この感覚は、その分野の勉強を続けていくと、なんとなくわかるかもしれません。
例えば「儲かる銘柄教えます!10万円!」って言われたら、私だったらそれ教えてもらわなくていいんで、10万円VOOかVTIあたり買っときます…って思うかな。
でも、これから投資始めます!勉強は面倒くさいです!って人は、もしかしたら買うかもしれない。
何にせよ、ある程度の知識や経験と判断力は必要ということになりますね。
大切なのは「断る勇気」!
冒頭でお話ししたように、セミナーの目的が広告宣伝であるならば、ある程度の勧誘や次に繋げようとするアクションがあることは多いです。
大切なのは「断る勇気」です。
ほとんどが、ハッキリとお断りすればそれで終わりです。断るのが苦手な方は、ちょっとこういう場は向いていないかもしれません。
私は色んなセミナーや講演会に行ってみて、短時間で新しい知識を得られたり、何かの気づきのヒントを貰えたりと、とても有益なものだと思っています。
この記事は注意喚起が多くなってしまいましたが、中には自身の良心のもとに、知識や経験を惜しみなく発信している人もいますよ!
「一個人の意見」として受け止める
そしてもう一つ。どんな情報でも「一個人の意見」として自分の中に落とし込むことが大事です。
◯◯大学教授!とか、△△研究家!とか、資産×億円!とか、フォロワー◇万人!とか
凄いな〜!!って思いますけど、みんな人の子ということで笑、盲信するのは良くないです。(その人たちの肩書きは、情報の正確さを測る指標として参考にするなら良いですが)
時が経ったり研究を重ねるにつれ、その人たちの意見が変わることだってあります。
興味のある分野があるなら、色んな人の話を聞いてみると良いと思いますね。
私は「お金のこと」について数年学んでいますが、たまに180度違うことを言っている人たちもいます。
(よくSNSで論争起きてますよね。笑)
意外と「正解」って、一つじゃないことも多いんです。そして各々正解が違うこともあります。「どの程度の正解を求めるか」というのもあります。
バシッと断定する方が、説得力があります。
だからセミナー講師等の「発信する人」は、答えが一つじゃないにも関わらず、断定口調も多いです。
新たな発見や多くの学びは大事ですが、それも「一個人の意見」として自分の中に落とし込み、自身の判断のもとで行動することを心がけたいと私は思っています。
最後に、私の失敗談。笑
色々堅苦しく書いちゃったので、最後に私の失敗談を。笑
実は数年前に、ある美容系の無料サンプルを取り寄せたことがあります。
軽い気持ちで個人情報を入力し(住所・電話番号・氏名など)、無料サンプルを使ってみて、購入はしないな〜と思っていたのですが
何度も何度も電話がかかってくる!!
まぁ、ここまでは想定内です。
とりあえず着信拒否をしたのですが…
なんと、電話番号を変えてかけてくる!!

しばらくイタチごっこになりました。笑
今回は私の経験からのお話ですが、参考程度に、少しでも皆様の判断のヒントになったら幸いです。
