こんにちは、めぐる(@fpmeguru)です。
今回は、以前私が体験した
仕事&クレジットカードのトラブル
のお話です。
Contents
プロジェクトの失敗
事の始まりは、私が前職で受け持ったプロジェクトが失敗に終わったところからでした。
こちらの失敗と挫折について、詳しくは後ほど別記事にまとめます。
私はその仕事を始めて3年目。チームのリーダーに初めて抜擢され、しかも内容が当時一番やりたかったことでもあり、私は絶対に成功させたい!!!と意気込みすぎて、冷静さを失っていました。
しかしそのプロジェクトは上手くいかず…。チームは解散となり、それぞれの仕事に戻っていきました。
半年後、クレジットカード会社から利用明細が届く
チームが解散して約半年後、クレジットカード会社から利用明細の葉書が届きました。
そこには、サーバー代やドメイン代等を合わせた約1万3千円が…
「何これー!?」
そう、これは、プロジェクトチームで公式ホームページを作る際、それにかかる経費を私のクレジットカードで申し込んでいたのです。
しかし問題なのは、私たちのチームは5人(内出資者1人)で活動していたのですが、誰もホームページ等に関する知識がなかったのです。
〜1年前〜
「ホームページの作成はどうしましょう?外注で頼みますか?」
(出資者:仮称十郎さん)「あ、それなら知り合いにwebデザインできる人いるんで、声かけてみます」
こうして、十郎さんが連れてきてくれた人に頼むことになりました。
企画の進行中は何度もそのwebデザイナーさんと顔を合わせましたが、ハキハキした理系出身の女性で、感じも良かった覚えがあります。
その方曰く、ホームページを作る際は、その方が普段使っている作成ツールを使わせて欲しいとのこと。
よくわかっていない私たちは、それを承諾します。
しかしそれが、どうやら海外のサイトだったんですよね。(料金は、当時の相場より安めでした)
その申し込みをするのに、クレジットカードしか対応していないと言われました。
「あ〜…俺、クレジットカード持ってないんですよね。めぐるさん、あります?」
「へ?ありますけど…(なんか怪しいな)」
「じゃあ、代わりに登録してもらっていいですか?その分は現金で渡すんで」
「あ、はい、わかりました…」
こうして、私のクレジットカードで会員登録と有料プランの契約をしてしまいました。
1年目の料金はこの時現金で受け取ったものの、有料プランは1年毎に自動更新だったので、期限が来て次の年の分が自動的に引かれてしまったんですね。
「も〜!解散する時に、ホームページの解約もお願いしておいたのに!どうなってるの!?」
私は十郎さんに連絡を取ることにしました。
「お会いした時に渡します」
(メール)<ご無沙汰しております。めぐるです。
先日私のクレジットカードに、ホームページの料金の引き落としがありました。こちらの解約はまだお済みではないのでしょうか?ご確認お願い致します。>
<めぐる様。お世話になっております。
こちらのミスで、まだ解約ができていなかったようです。大変ご迷惑をお掛け致しました。
ところで、めぐる様にまた1つ頼みたい仕事があります。ホームページの料金はその日お会いした時にまとめてお支払い致します。念のため、明細書を持って来て頂けますか?>
(え……)
この時、私はちょっと嫌な感じはしていました。
というのも、その仕事が完了する日が約10ヶ月後なのです。
仕事としては、これくらい先の依頼を受けることは普通なので違和感はありませんでしたが、それまで払ってくれないの?振込してくれれば良いのに…。と思いました。
しかし私は、自分の落ち度もありプロジェクトを失敗してしまったことで、この時あまり強く出られなかったのです…。
<かしこまりました。その日にホームページの料金の精算もお願い致します。
あと早急に解約もお願い致します。もし解約の際こちらの情報で何か必要なものがあれば、ご連絡ください。>
仕事の当日。逃げられた!?
そして仕事の当日。
私は会場に行き、最初に十郎さんに明細書をお渡ししました。
「お久しぶりです!この度はご迷惑をお掛け致しました。こちら確認させて頂きますね!それと本日もよろしくお願い致します」
「十郎さん、お久しぶりです。はい!よろしくお願いします♪」
その日の仕事は約4時間で終わりました。
無事に仕事をこなし、お給料&ホームページの料金の精算をしようとしたところ…
責任者「めぐるさん、本日はお疲れ様でした。責任者の△△です。こちら本日のお給料です。お忙しい中ありがとうございました!」
「こちらこそ、ありがとうございました!…あ、十郎さんは…」
責任者「すみません、オーナーは体調不良により、30分ほど前に帰ってしまって…。あ、オーナーが何かお話があったみたいで、後ほどこちらから連絡しますと、言付けがありました」
(え〜〜〜〜〜!?!?)
渡されたお給料を確認したのですが、その日のお給料分はきちんと用意されていたものの、ホームページの料金分はありません。
いやもう、逃げたな!?って思いました!笑
連絡が来ないので、こちらから連絡してみた
それから1ヶ月。十郎さんからは一切連絡がありません。
なので、こちらから連絡をしてみました。
(メール)<お世話になっております。めぐるです。
先日はありがとうございました。体調は大丈夫ですか?ホームページの料金の件ですが、先日お支払い頂けなかったので、私の口座に振り込んで頂いて宜しいですか?>
<めぐる様。先日はありがとうございました。そして体調不良により精算できず申し訳ございませんでした。実はあれから入院しておりまして、今も退院の目処が立っておりません。遅れてしまうかもしれませんが、必ずお支払い致します。振込口座を教えてください>
(ほんとかよ〜〜〜〜!!!怒)
この時私は、もうお金は返ってこないかもな〜…と思いました。
しばらく催促はしていくつもりでしたが、ちょっと諦めに近い気持ちもありました。
しかし、本当の地獄はここからでした…。
再びホームページの料金の引き落としが!!
結局その後、十郎さんからの振込はなく、そろそろ催促するかな〜と思っていたところ…
再び1年分のホームページ料金の引き落としが!!!
「解約してないじゃん!!なんなのもう〜〜〜〜!!!」
十郎さんに電話をしますが、出ません。
これは直接webデザイナーさんと連絡を取った方が早いと思い、当時LINEでやりとりしていたので連絡先を探しましたが、LINEは退会されていました…。
(メール)<十郎様。ご無沙汰しております。
ホームページの料金の件ですが、まだお支払い頂いていないようです。また解約もされておらず、来年の分の引き落としもされています。合計で2万6千円ですが、こちらの振込を早急にお願い致します。
また解約の件ですが、直接webデザイナー様とお話をしたいので、連絡先を教えて頂けますか。以前使っていたLINEは退会されているようです。>
<めぐる様。大変申し訳ございません。実は◯◯(webデザイナーさん)とは喧嘩別れしてしまいまして…。今連絡先がわからない状態なんです。>
いやいや、喧嘩別れって…。
何があったか知らんけど、子供じゃないんだからさ。
仕事上の付き合いなのに、なんかみんな責任感なさすぎでは?
とりあえずこれ以上十郎さんに何を言っても無駄だろうと思い、その海外サイトのカスタマーセンターに連絡を試みました。
…が、これが想像以上に厄介でして…。
まず、問合せしようにも、何の情報もわからないんですよ。これは全てwebデザイナーさんに丸投げしていた私の不注意ですが。
当時使っていたメールアドレスは解約済みで、わかるのはドメイン名とクレジットカード情報だけ。
しかしこれでは、メールで解約の手続きまでは進められず、電話でクレジットカード情報の本人確認が必要とのこと。
しかし、電話は日本語非対応!!
あまりにも面倒臭くて、いっそクレジットカード解約しようかと思いました。
しかし当時クレジットカードを1つしか持っていなかったため、他の色んな支払いも全てそのカードと紐づいていました。解約するにしても相当面倒臭い…。
あの時簡単にクレジットカード情報を登録してしまったことを、ものすごく後悔しました。
日本支社を発見し、無事解決!
このままではイカンと、三日三晩調べ続け(海外サイトなので、日本語の情報もほとんどない)、ようやくその会社の日本支社を見つけて電話で問い合わせたところ、無事に解約手続きができました!!
これで次の支払いはなくなりました…が、十郎さんからはお金が返ってきていません。
「お金を払う人」と「お金を貰う人」は、きっちり分けなければいけない
その後何度か十郎さんに連絡をしたものの、最終的にはメールが返ってこなくなりました。
私も今はその仕事を辞めてしまって、もう二度と会うことはないでしょう。
あの時のお金は、結局返ってきませんでした。
私がこの時学んだのは
「お金を払う人」と「お金を貰う人」は、きっちり分けなければいけない。
「お金を貰う側」である場合は、自分のクレジットカード情報などは絶対に登録しない!
このプロジェクトは、十郎さんが出資者で、私たちは雇われていた側です。
十郎さんが「お金を払う側」、私たちは「お金を貰う側」です。
このプロジェクトにかかる経費は、十郎さんが払うため、安易に私のクレジットカード情報なんて登録するべきではなかった。
それしか登録方法がないのなら、別のツールでホームページを作ってもらうように要請するべきだった。
この時の私は、とにかくプロジェクトを成功させたくて、焦っていました。
色々あってホームページの作成が遅れており、とにかく早く完成させて!という思いで安易な判断をしてしまいました。
そしておそらく、自分に都合の良い人たちばかりを周りに集め、その結果、プロジェクトは失敗に終わりました。
今思うと、この時私の周りにいた人たちって、正直あまり「良い人」や「信頼できる人」はいませんでした。
人を見る目って、大事。
次回は、このプロジェクトが失敗したことを、詳しく書きたいと思います。
今回のお金のトラブルもまぁ酷いものですが、プロジェクトの失敗の方は、かなり大きな挫折の経験になりました。
そしてそこから、学ぶことも多かったです。
次回に続く☆