こんにちは、めぐる(@fpmeguru)です。
今回は
株主優待目当てで買った株をナンピン買いするかどうか
についてです。
オリックスの下げが結構キツイなぁ…
日本株は株主優待目当てだから、株価が下がってる時に買い増しして取得単価を下げるって選択肢が私はないんだよね😐
ただ下がっていくのを見守るのみ📉笑優待なくなりませんように🙏🏻
— めぐる@資産形成ブログ📝 (@fpmeguru) April 2, 2020
先日ツイートした内容ですが、こちらをもう少し掘り下げて書きたいと思います。
【ナンピン買い】…購入した株を、買った時の株価より下がった時に買い増しすること。これにより、平均取得単価を下げることができる
Contents
優待目当ての株をナンピン買いしない理由と前提
ツイートにも書きましたが、私は株主優待目当てで購入した銘柄は、基本的にはナンピン買いをするつもりはありません。
前提
前提として、私は日本の企業(個別株)に投資しているものは、株主優待目当てです。
配当や株価の値上がり等を意識したものは、別で購入しています。
配当狙い→高配当の投資信託・ETF
値上がり期待→株価指数やREIT指数に連動するインデックスファンド(主に毎月の積立)
株主優待が魅力的な企業でも、配当狙いや値上がり期待も含めて買っている方は、平均取得単価を下げるナンピン買いも私は良いと思っています。
理由
私が株主優待目当てで買った株をナンピン買いしない理由は
・優待利回りは、最小単元が一番高い
株主優待を実施している銘柄のほとんどが、優待利回りが高いのは株主優待を貰える一番少ない株数になっています。
吉野家ホールディングスの例を見てみます。
【株主優待券】
100株以上→年間6000円分(半年3000円分×2)
1000株以上→年間12000円分(半年6000円分×2)
2000株以上→年間24000円分(半年12000円分×2)
優待利回りは
100株保有→6000÷196200=約3%
1000株保有→12000÷1962000=約0.6%
2000株保有→24000÷3924000=約0.6%
このようになります。(2020年4月6日の株価で計算しています)
ちなみに「株主優待」というと、元プロ棋士の桐谷広人さんが有名ですが、私は一度セミナーを聞きに行ったことがあります。
その時の感想を記事にしたので、よかったらご覧ください。優待利回りのこともお話しされています。
・使い切れるかどうか考える
優待が厚くなって取得単価も下がるのは、良いことのように思えますが、優待が使い切れる量かどうかも考えます。
私が保有しているところの株主優待はお食事券が多いので、あまり多く貰っても使いきれない場合があります。
特に、割引券で「1000円につき100円分使えます」というような、使う時に制約のあるものには注意です。
例えば、株数を増やして上記のような優待を5000円分貰ったとしても、使い切るには50000円以上お食事をしなければいけません。

優待を使える店舗が近くにあるか、どんな価格帯のお店なのか(気軽に行けるのか、特別な日に行くようなところなのか)、期限があるかなども、優待を使い切れるかどうか考えるのに大事なポイントですね。
・資金が必要
株価にもよりますが、単元株を買い増すにはそれなりの資金が必要です。
それが用意できるのか、他に買いたい銘柄とのバランス等も考えなければいけません。
例外として、買い増しを考えている銘柄
クリエイト・レストランツ・ホールディングス
クリレスの株主優待は、100株→200株に買い増ししても、優待利回りは下がりません。
100株→年間4000円分のお食事券(半年2000円分×2)
200株→年間8000円分のお食事券(半年4000円分×2)
また
・使用枚数の制限がない
・優待券を使える店舗が多い、近くにもたくさんある
・半年で4000円分なら使いきれそう
という理由で、ナンピン買いもありかな、と思っています。
※継続保有特典を含めると、400株でも優待利回りは下がらないのですが、優待を使い切れるかと資金の拘束を考えた時に、今は200株までで良いかなと思っています
ツカダ・グローバル・ホールディング
ツカダ・グローバル・ホールディングの株主優待は2つあります。
①100株→割引券2枚(20〜30%引き。お店や宿泊施設により異なる)
②100株→クオカード年間1000円分(半年500円分×2)
200株→クオカード年間2000円分(半年1000円分×2)
※クオカードの優待が廃止になりました!
よって、ツカダ・グローバル・ホールディングはナンピン買いの対象から外します
レストラン等で使える割引券を目当てに買った株ですが、クオカードが2倍になるので、検討しても良いかな、と思っています。割引券は変わりません。
ヴィア・ホールディングス
ヴィア・ホールディングスの株主優待は、なんと100株刻みで、1000株までは優待利回りが下がりません!
100株→割引券年間10000円分(半年5000円分×2)
200株→割引券年間20000円分(半年10000円分×2)
300株→割引券年間30000円分(半年15000円分×2)
……
1000株→割引券年間100000円分(半年50000円分×2)
しかし!!
使う際には、1000円毎に500円割引という条件があります。
実はこの銘柄、割と積極的に買い増しを考えていたのですが、
2020年3月、株主優待の変更が発表されました。
それまで割引券を使わない場合は、割引券と交換できる商品があったのですが、
この商品交換が廃止になりました。
これは…使い勝手の部分で、かなり痛いです。
優待を使える店舗は多いですが、普段あまり行かないお店が多く、優待をたくさん貰っても使い切れるかがわかりません。
今後商品交換が復活してくれるなら買い増しも考えたいですが、どうなることやら。
まとめ
今回は優待をベースにした私なりの考え方なので、ナンピン買いを否定しているわけではありません。
みんな色んな考えがあって投資をしていると思います。
こういう考えもあるんだな〜と、誰かの「気づきのきっかけ」になれば幸いです。
※こちらは特定の銘柄を推奨するものではございません。投資は自己判断でお願いいたします。
※今後株主優待変更・廃止等の可能性もあります。投資を行う際は公式ホームページ等で最新の情報をご確認ください