裁判中毒ー傍聴歴25年の驚愕秘録
著者:今井亮一
この本を読もうと思ったきっかけ
以前から、色んな方の裁判傍聴ブログを読むのが趣味でした。
何がきっかけで興味を持ったのかも忘れてしまいましたが…
「実際に、現実に起きていること」を感じられるのが魅力です。(現実故にすごく気分が悪いものもあります。笑)
法律って、難しい…というか、ややこしいんですよ。なんかわざと難しい書き方してない?って思うこともあります。
そこら辺が個人のブログだとカバーできなかったり(読み手の私の知識不足という点で)、リアルタイムな記事だと長い期間をかけて事件を解決するものもあるので、間延びしてしまったり…
あとは、いつか実際に裁判傍聴に行ってみたいと思っているので、それに関することも知りたいと思いこの本を手に取りました。

まえがき:裁判傍聴について
まえがきに、さっそく裁判傍聴について書いてあります。
どんな裁判を見るのがオススメか。
裁判にも色んな種類があり、その性質上、傍聴してもなにがなんだかわからないものもあるようです。
(民事の裁判は全然わからないらしい)
まずは、裁判所の受付に「開廷表」があるので、そこから傍聴したい裁判を探します。
傍聴にオススメなのは「刑事」の「新件」だそうです。
これは、まず検察官が起訴状を朗読したり、冒頭陳述(事件の概要がわかる)があったりと、傍聴人もどんな事件なのか大まかな内容がわかるんですね。
だいたい30分〜1時間くらいだそう。
これが第2回、3回…となると「審理(審)」とか「続」とか記されます。
「審理」だけ傍聴しても、事件の内容はよくわからないそうです。

初心者向けにわかりやすく書いてあって、ありがたいですね♪
「裁判」のイメージと現実
その後は、筆者が実際に傍聴した裁判のお話が書いてあります。
これらの事件や裁判について、私の感想は書きません。…というより、「その裁判や事件に対しての筆者の感想」が書いてあるので、感想に感想を重ねてしまうことになるというか。
もっと知識がついてきたら「いや、この事件はこうなんじゃないか!」とか「私はこんなことを感じた!」とか思うのかもしれないですが、今の私だと「ほーなるほどね〜」くらいの感想しか出てきません。笑
なので、この本を読んだ全体の感想を書きたいと思います。
とても近い世界の出来事
「裁判」というと大きな事件を想像してしまいますが、この本ではすごく身近な、とても近い世界の出来事が載っています。
ほんと、そこら辺歩いていたらそのような事に出くわしても全くおかしくないお話ばかりです。
裁判なんて遠い世界の出来事。
悪いことさえしなければ、無縁な場所。
意外と、そうでもないのかも…と思いましたね。(被害者になりうる事は意外と近くにあるのかも)
「自白」と「否認」
それと、もう一つ「裁判」のイメージとして、「とにかく争ってる」なんですよね。笑
(ドラマや映画の影響だと思われる)
被告が罪を認めず、裁判になっている…というものが多いイメージでしたが、これが全然違くて。
刑事裁判には「自白事件」と「否認事件」があるそうですが、ある年の統計によると、自白が約91.3%、否認はわずか6.5%くらいだそうです。(残りは「その他」…自白か否認かわかる前に被告が死亡してしまったケースなど)
同時に読み進めている本
裁判傍聴のブログや本は、法律を知らない人が見てもとても面白いのですが、ある程度法律を知っていればもっと理解が深まるかなと思っています。
私はこの本と同時に、「こども六法」という本を読み進めています。
子ども向けの本ですが、大人が読んでも面白いです。意外と知らないことが多いです。
これも読み終わったら感想をブログに書きます。
今回は、私が裁判や法律に関して知識が少ないため、あまり多くを語れませんでした。
今後学んでいきたい分野でもあり、裁判傍聴はいつか行ってみたいと思っているので、それまでに徐々に知識を増やしていきたいと思います♪